令和3年度の抱負

静岡英和学院大学・同短期大学部
学長 柴田敏

今年度も新型コロナウイルス感染症の流行により、先行きの見えない状況となっています。しかし、「隣人を自分のように愛しなさい。」(ルカ10:27)という学院聖句と、「愛の実践を伴う信仰こそ大切です。」(ガラテヤ5:6)という大学聖句を掲げる本学にとって、まさにその建学の精神を活かしつつ、どんな時にも、ともに喜び、分け隔てせず、何事も分かち合う姿勢で、取り組んでいきたいと思います。
具体的には、地域の振興のために、経済、福祉、幼保、食、文化など、一つ一つの問題に地道に取り組んでいきます。そして多様性が尊重される、誰にとっても暮らしやすい社会の形成に努め、静岡県のさらなる発展のために働いてまいります。

静岡大学
学長 日詰一幸

本学は理念である「自由啓発、未来創生」を掲げ、72年間静岡県の均衡ある発展のために貢献してきました。そして、総合大学としての特色を生かし、基礎研究から応用研究にわたる幅広い独創的な研究を推進し、多くの成果を生み出してきました。本学は、今後もこれまで培ってきた研究成果を生かし、地域社会が抱える様々な社会課題に向き合うとともに解決策を提示し、それらの社会実装にも貢献していきたいと思います。特に、国連が提唱しているSDGsについては、本学の「未来社会デザイン機構」の主要な取り組みの一つとして位置づけ、産学官の連携を通して持続可能な社会の実現に向けて歩みを進めていきたいと考えています。

静岡県立大学・同短期大学部
学長 尾池和夫

本学は薬学部、食品栄養科学部、国際関係学部、経営情報学部、看護学部、短期大学部からなる大学です。研究成果を具体化しつつ社会実装を進めて地域の発展に貢献します。そのために、本県地域のみならず広く国内の他大学、さらに国際的な大学連携も視野において活動します。学生が未来に向かって社会に進出し、知恵を絞りながらさまざまな問題を解決して活躍できるよう学習の場を提供します。
大学コンソーシアムを通じて、各大学の特長を共有することを期待します。

静岡産業大学
学長 鷲崎早雄

日本はこれまで、自動車や電子機器といった産業中心に、先進国として成長を続けてきました。しかし現在は、産業をより活性化させ、新しい産業社会を創生する課題が山積みになっています。本学の「ビジネス教育」は根底となる原理を学びとることを通じて、グローバルに活躍できる人材を教育することを目標にしています。また同時に地域に目を向けながら、地域の活性化に貢献する人材を育成する目標をもち、コミュニケーション力を重点的に鍛えながら、知識や偏差値では計れない、「自分自身の価値」に気づく教育をしています。そこから生まれた向上心やチャレンジ精神を後押しできるよう、惜しみないサポートを続けることが私たちの使命です。

静岡県立農林環境専門職大学・同短期大学部
学長 鈴木滋彦

令和2年4月に開学して1年が経ち、新校舎が完成するなど、着実に前進しています。全国初の農林業分野の専門職大学として、各界から注目されております。このことは、大学での教育が「研究」を重視する風潮があるなか、「実学」の重要性が再び認識されつつあるものと理解しています。
本学では、高度な栽培技術を学ぶだけでなく、持続的に農林業を営むために加工・流通・販売・経営についても学ぶ実践的なカリキュラムを展開し、時代のニーズに応えられる新しい農林業人材の養成を目指します。
コンソーシアムに参加される皆様と連携し、農林業と地域社会の発展に貢献できる魅力ある大学を目指してまいります。

静岡福祉大学
学長 太田晴康

静岡福祉大学は福祉及び教育分野の専門家を輩出する大学として、17年間歩んで参りました。2人に1人が進学する現在、本学を目指す皆様の教育ニーズにきめ細かく応えるべく様々な改革を実行するとともに私立大学ならではの個性と特色を発揮し、そして時代に即応した人材を養成することにより今日に至っております。その中で培った一人ひとりに寄り添う教育体制、さらにはそれを学習者自らが実感できる仕組みづくりを今後も進めて参ります。
そのためには県内の他の教育機関との連携も欠かせません。今後とも、コンソーシアムという組織を活用し、皆様と手を携えてステークホルダーに支持される高等教育機関としての道を歩みたいと考えております。

静岡文化芸術大学
学長 横山俊夫

文化とデザインで時代を拓く実践家を育てるため、本学は感性と知性をともに鍛える教育を進めております。創立20周年の昨年は、開学時の県や市の皆様のお心を想うことしきりでした — 新大学は市街にあって町とともに賑わうこと、世界の多様な境界をまたぐ対話を広げること……などと。
感染症拡大を防ぎつつ、記念の出版や動画サイト開設、初代学長就任予定であった髙坂正堯氏の文庫拡充も進めました。そして、滞在対話型教育研究施設〝遠州学林〟構想の実現に向け、理事長に中間答申を出し、学内外にまたがる長期事業の素案を明らかにしました。柱は、遠州の〝天地文明〟のための学寮と研究所です。ふじのくに各界とのご縁が一層深まるでしょう。

静岡理工科大学
学長 野口博

生涯学習力は、「人々が自己の充実・啓発のために、自発的意思に基づいて行うことを基本とし、必要により自己に適した手段・方法を選んで、生涯を通じて行う学習」という中央教育審議会答申の定義のように、小学生から大学院生、企業人としても学び続け、定年後の豊かな人生までをも含んでいる。
大学での卒業研究においては、この生涯学習力が、教員と学生間の密なコミュニケーションの中で、専門での好奇心育成から、自発性、社会性への好奇心、主体性、独立心の育成へと、成長の流れも進化して行く。
生涯学習力の進化に向けて、大学での学び、卒業後の学び、学び直しのリカレント教育まで、高等教育機関相互で連携して進めて行きたい。

順天堂大学保健看護学部
学部長 大熊泰之

ふじのくに地域・大学コンソーシアムには平素より大変お世話になっており、御礼申し上げます。順天堂大学保健看護学部は令和3年3月をもって設置11年が経過しました。卒業生は看護師、保健師などとして活躍しています。本学は看護学科単科のため、コンソーシアムからのご提案に必ずしも応えられていないのが実情ですが、今後協力できることを模索していきたいと考えております。大学相互の連携としては授業補完のための非常勤講師の往来が活発です。大学入学共通テストにおいては日本大学国際関係学部のご指導を得て遂行しております。本年度もよろしくお願い申し上げます。

聖隷クリストファー大学
学長 大城昌平

本学は1949年に設立された「遠州キリスト学園」が教育事業の出発点です。以来キリスト教精神による「生命の尊厳と隣人愛」を建学の精神として、地域の人々の生命と健康、生活と福祉を守り支える高度専門職業人の養成に努めています。現在では、看護学部・社会福祉学部・リハビリテーション学部の3学部6学科及び助産学専攻科とそれぞれの学部の上に大学院博士前期・後期課程を有する保健医療福祉の総合大学に発展しています。アクティブラーニングやICTの活用、聖隷グループはじめ国内外の病院施設等での臨地実習、学習(教育)成果の可視化、国際保健医療福祉コースの設計などを進め、社会の要請に応え得る人材育成の質の向上に取り組んでいます。

総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻
専攻長 花岡文雄

総研大・遺伝学専攻では、生命現象を遺伝情報との関連の下に解明することを目的とし、国立遺伝学研究所に整備された多様な実験生物系統やDNAデータベース・スパコンを活用して、分子、細胞、発生、行動、集団、進化といった様々なレベルでの遺伝学およびゲノム生物学、生命情報学などの分野で、最先端の教育・研究を行っています。高等教育機関として、大学院生が自ら「一人前の研究者に育つ」ことを目標に、大きくても小さくても何らかの発見や発明をして、論文を書くことによって公表し、科学者としての能力を身に付けさせます。その過程で高等教育機関相互が連携し、異分野融合によって新しい研究領域が切り拓かれることが可能です。

東海大学海洋学部
キャンパス長 山田吉彦

東海大学清水キャンパスでは、わが国唯一の海洋学部において海洋立国である日本を支える人材の教育に尽くしてきました。近年は、「海」に関わる諸問題を総合的に考える教育・研究を進めています。2021年度は、特にキャンパスの前に広がる駿河湾を主たる研究フィールドとして、海洋資源開発、水産、海洋生物研究、海洋環境保全、沿岸域における文化の伝承などの広範囲の領域をつなぐ、文理融合型の研究・教育を推進して行きます。また、静岡市清水地域を中心とした地域社会、地域の人々との連携をさらに深め、他の高等教育機関とともに地域に求められる役割を果たして行きたいと思います。

常葉大学
学長 江藤秀一

本学は10学部19学科、大学院4研究科6専攻、短期大学部3学科2専攻科からなり、8,000人余りの学生を擁する静岡県内最大の私立総合大学です。本学では、建学の精神である「より高きをめざして~Learning for Life~」の下、「知徳兼備」、「未来志向」、「地域貢献」の3つの教育理念を掲げ、専門知識の習得はもちろん、豊かな人間性を育み、地域の担い手となる有為な人材育成に努めております。大学のモットーは「主役は学生」。学生が主体的に地域貢献活動に取り組めるよう、財政面の援助と必要に応じて教職員の助言を与える「とこは未来塾~ TU can Project 」を展開し、教職員一丸となって学生の地域貢献活動を支援しています。

日本大学国際関係学部・同短期大学部
学部長 渡邉武一郎

日本大学国際関係学部は、1979年にグローバリゼーションの本格的な到来を見通し、日本で最初の国際関係学部として創設されました。国際関係学部では、日本大学の教育理念「自主創造」のもと、広く知識を世界に求める人材の育成を目的としています。
本学部の目指す教育は、自らの価値を高め世界で活躍できるように、学生一人ひとりの、知りたいという好奇心、学びたいという探究心に応えます。そこで得た問題解決能力及びコミュニケーション能力は、複雑化する国際社会において、文化の違いや利害関係を乗り越え、様々な人や組織の協働を促します。世界の多様な民族、言語、宗教、文化、社会、環境などをグローバルな視点で学びたい人を広く求めます。

沼津工業高等専門学校
校長 中村聡

沼津工業高等専門学校は中学校の卒業生を受け入れ、5年一貫の高度技術者教育を施す高等教育機関です。1962年に日本で最初の国立高専の1つとして開校し、来年、創立60周年を迎えます。教育理念「人がらのよい優秀な技術者となって世の期待にこたえよ」のもと、これまでに約1万人の卒業生を社会に送り出してきました。本校では地域産業の振興をミッションとして、校内のインキュベーター施設や産官学金連携の交流会を通じて地域企業を支援しています。また、社会人講座「医用機器開発エンジニア養成プログラム」を主催し、地域の医用機器産業の振興に貢献しています。今後も本コンソーシアム構成大学と連携し、地域貢献に努めていきます。

浜松医科大学
学長 今野弘之

今後、本学のさらなる発展と進化のために、世界の中の日本と、日本の中の本学が果たすべき役割を強く意識し、社会の変動を地球レベルで捉えつつ、教育、研究活動等におけるまったく新しい特長を生み出し続けるべく抜本的な改革に取組んでいきたい。
教育においては、記憶力から論理的思考力、読解力、創造性を重視した入試を導入し、幅広い教養を身に付けたアクティブ・ラーナーの育成に努めます。
静岡大学と共同教育課程である光医工学専攻(博士後期課程)の設置や文部科学省地域科学技術実証拠点整備事業「はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点」などにおいてともに活動し、高度人材の育成や産学官連携等で積極的に協力していきたい。

光産業創成大学院大学
学長 瀧口義浩

世界人口が80億人へ迫る時代に、企業や産業開発にはSDGsに対する課題が増えている。時代の流れの中で今後益々必要となる人材は、世界の社会と経済と科学を牽引する「判断のできる」人材である。判断とは、多くの深い知識と同時に現在と未来を同時かつ総合的に俯瞰し、その中から本質を選び取る力を持つことである。本学はこの「判断ができる」人材を育成し、膨張を続ける世界に向け光技術で産業創成に繋げることを目的としている。コロナ禍で先端医療の重要さを認識する中、地域の産学官と連携し新しい医療器開発も展開する。新たな光の応用産業を発展させ、2100年には本学で学んだ起業家達が新たな1兆円産業を作りあげることが長期テーマである。

放送大学静岡学習センター
所長 石井潔

社会の知識化・情報化・グローバル化の進展により、大きな変化への柔軟な対応が求められる時代となり、あらゆる職種、社会層、年齢の人々が生涯学び続けることが必要となっています。放送大学は1985年の学生募集開始以降、時間や場所に縛られない多様な学びの場を提供し、一人ひとりのニーズに対応した教育に取り組んできました。コロナ禍の影響でリモート教育の占める役割が急速に拡大しましたが、この点でも放送大学のこれまでの経験が役立つ面は多いと考えております。科目単位での授業の提供や、社会人のリカレント教育など県内の大学、企業等のそれぞれのセクターとの協力もまずます重要性となっておりますので、どうかよろしくお願い致します。

静岡社会健康医学大学院大学
学長 宮地良樹

本学は、社会健康医学に関する単科の大学院としては全国初の大学院大学として、2021年4月に開学しました。
「社会健康医学」とは、伝統的な公衆衛生学にゲノム医学や医療ビッグデータ解析などの新しい学術領域を加えることで、社会における人の健康を幅広い視点から考究・社会実装する学問です。
本学は、健康と医療、環境を統合する俯瞰的な視点を機軸とし、健康寿命の延伸に資する教育研究を通じ、国際社会に貢献する「知と人材の拠点」を目指しており、社会健康医学の学識を社会に還元し、医療・保健・福祉の現場でその向上に貢献できるプロフェッショナルな人材を育成していきます。