令和2年度の抱負

静岡英和学院大学・同短期大学部
学長 柴田敏

新型コロナウイルス感染症の流行により、先行きの見えない状況となっています。しかし、「隣人を自分のように愛しなさい。」(ルカ10:27)という学院聖句と、「愛の実践を伴う信仰こそ大切です。」(ガラテヤ5:6)という大学聖句を掲げる本学にとって、まさにその建学の精神を活かさねばならない年度であります。どんな時にも、ともに喜び、何事も分かち合う姿勢で、取り組んでいきたいと思います。
具体的には、地域の振興のために、経済、福祉、食、文化など、一つ一つの問題に地道に取り組んでいきます。そして多様性が尊重される、誰にとっても暮らしやすい社会の形成に努め、静岡県のさらなる発展のために働きたいと思います。

静岡大学
学長 石井潔

静岡大学は現在浜松医科大学との間で、法人統合・大学再編に向けた最終的な協議を進めており、2022年(令和4年)度からの新体制の下での学生募集を目指しています。今年度はそのより具体的な姿と今後の展望をお示しする時期となりますが、現時点では浜松地区を中心として医工情の3分野の連携に基づく新たな教育・研究分野の開拓に着手し、また静岡地区を中心として統合・再編に先立って今年度より発足する「未来社会デザイン機構」の下で、これまでの拡大型の成長モデルとは異なった持続可能な新しい社会像の構築につながるような分野融合的な研究の推進とSDGsの達成に貢献しうる人材養成に取り組むこととしています。

静岡県立大学・同短期大学部
学長 鬼頭宏

令和新時代は、産業文明に替わる、新しい文明への転換が起きる時代です。それは地域から沸き起こってくる変化でなくてはなりません。地方大学は現代の藩校です。知の拠点として新しい文明を切り拓き、地域を支える人材を育てることが地方の大学の使命です。
新しい文明は再生可能なエネルギーに基盤を置き、高度な技術によって支えられた、豊かで、平和で、誰一人取り残さない、持続可能な文明でなければなりません。わたしたちは2020年4月に「静岡県立大学SDGsイニシアティブ」を立ち上げました。地域をつくり、世界とむすび、未来へつなぐために、地域の高等教育機関が力を合わせ、行政、企業、住民と一緒になってSDGs(持続可能な開発目標)を実現させましょう。

静岡産業大学
学長 鷲崎早雄

日本はこれまで、自動車や電子機器といった産業中心に、先進国として成長を続けてきました。しかし現在は、産業をより活性化させ、新しい産業社会を創生する課題が山積みになっています。本学の「ビジネス教育」は根底となる原理を学びとることを通じて、グローバルに活躍できる人材を教育することを目標にしています。また同時に地域に目を向けながら、地域の活性化に貢献する人材を育成する目標をもち、コミュニケーション力を重点的に鍛えながら、知識や偏差値では計れない、「自分自身の価値」に気づく教育をしています。そこから生まれた向上心やチャレンジ精神を後押しできるよう、惜しみないサポートを続けることが私たちの使命です。

静岡県立農林環境専門職大学・同短期大学部
学長 鈴木滋彦

全国初の農林業分野の専門職大学として、令和2年4月に開学しました。
近年、AIやIoTなどの先端技術の進展や経営の大規模化、多角化が進むなど農林業の現場は大きく変化しています。
本学では、高度な栽培技術を学ぶだけでなく、持続的に農林業を営むために加工・流通・販売・経営についても学ぶ実践的なカリキュラムを展開し、時代のニーズに応えられる新しい農林業人材の養成を目指します。
将来の農林業現場を支えていく経営や生産のプロフェッショナルであるとともに、地域に根ざし、自然と共生しながら地域社会を支えていく農林業者を養成することで、農林業と地域社会の発展に貢献できる魅力ある大学を目指してまいります。

静岡福祉大学
学長 太田晴康

静岡福祉大学は福祉及び教育分野の専門家を輩出する大学として、16年間歩んで参りました。2人に1人が進学する現在、本学を目指す皆様の教育ニーズにきめ細かく応えるべく様々な改革を実行するとともに私立大学ならではの個性と特色を発揮し、そして時代に即応した人材を養成することにより今日に至っております。その中で培った一人ひとりに寄り添う教育体制、さらにはそれを学習者自らが実感できる仕組みづくりを今後も進めて参ります。
そのためには県内の他の教育機関との連携も欠かせません。今後とも、コンソーシアムという組織を活用し、皆様と手を携えてステークホルダーに支持される高等教育機関としての道を歩みたいと考えております。

静岡文化芸術大学
学長 横山俊夫

本学は2000年に静岡県、浜松市、地域の産業界が協力運営する公設民営の大学として開学、2010年から静岡県設置の公立大学法人になりました。2020年4月には、創立20周年を迎えます。
文化とデザインという、今後ますます重要になる分野で、国境を越えて活躍できる感性豊かな人材が育つよう、国内外に開かれた大学運営に努めております。
2018年には、アジア初のフェアトレード大学に認定され、2019年には、文明観光学コースと匠領域を開設しました。現在、“遠州学林”という、学内外に開かれた滞在型の対話交流施設の構想を練っております―本学が遠州の風土にあらたな輝きをもたらす国際名所となることを夢見つつ。

静岡理工科大学
学長 野口博

本コンソーシアムでは、長年にわたり、大学連携としての教育、研究、国際・地域連携の多様な取組が行われてきました。しかし、最近の新型コロナウィルスの地球規模の蔓延の中で、各国での対策にも見られる自国第一主義等に対して、ひとのため、公けのためという日本人の伝統的な和の精神が、世界の助けになる時が来ていると思います。このコンソーシアムでこそ、今まで一大学では難しかった諸課題の解決を目指すべきと思います。課題としては、大学経営の共同IR、産学官連携推進、社会人教育、危機管理対策、ICT活用の教育等が挙げられます。本学においても理工系の「ことづくりから、ものづくりへ」を活かすIRや遠隔授業の普及等に鋭意取り組む所存です。

順天堂大学保健看護学部
学部長 大熊泰之

ふじのくに地域・大学コンソーシアムには平素より大変お世話になっており、御礼申し上げます。順天堂大学保健看護学部は令和2年3月をもって設置10年が経過しました。卒業生は看護師、保健師などとして活躍しています。本学は看護学科単科のため、コンソーシアムからのご提案に必ずしも応えられていないのが実情ですが、今後協力できることを模索していきたいと考えております。大学相互の連携としては授業補完のための非常勤講師の往来が活発です。大学入試センター試験においては日本大学国際関係学部のご指導を得て遂行しており、共通テストに変わっても継続していきたいと思います。本年度もよろしくお願い申し上げます。

聖隷クリストファー大学
学長 大城昌平

本学は、看護学部・社会福祉学部・リハビリテーション学部の3学部6学科及び助産学専攻科と、それぞれの学部の上に大学院博士前期・後期課程を有する保健医療福祉の総合大学です。キリスト教精神による「生命の尊厳と隣人愛」を建学の精神とし、地域の人々の生命と健康、生活と福祉を守り支える高度専門職業人の養成に努めています。教学マネジメントのシステム構築、主体的学習(アクティブラーニング)やICT(情報通信技術)」の活用、聖隷グループはじめ国内外の病院施設等での臨地実習、eポートフォリオによる学習(教育)成果の可視化の推進、国際保健医療コースの設計などを進め、社会の要請にかなう教育と人材育成の質の向上に取り組んでいます。

総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻
専攻長 花岡文雄

総研大・遺伝学専攻では、生命現象を遺伝情報との関連の下に解明することを目的とし、国立遺伝学研究所に整備された多様な実験生物系統やDNAデータベース・スパコンを活用して、分子、細胞、発生、行動、集団、進化といった様々なレベルでの遺伝学およびゲノム生物学、生命情報学などの分野で、最先端の教育・研究を行っています。高等教育機関として、大学院生が自ら「一人前の研究者に育つ」ことを目標に、大きくても小さくても何らかの発見や発明をして、論文を書くことによって公表し、科学者としての能力を身に付けさせます。その過程で高等教育機関相互が連携し、異分野融合によって新しい研究領域が切り拓かれることが可能です。

東海大学海洋学部
学部長 秋山信彦

東海大学では、全キャンパスを対象として令和4年度に向けて改革を進めています。海洋学部のある清水キャンパスも新たに東海大学静岡キャンパスとして整備計画を進めています。海洋学部は、創設者の“他国に資源を求めるのではなく、広い海洋に資源を求めよ”というスローガンの元に創設されました。令和2年度もこのスローガンの元、眼前の駿河湾と、背後の南アルプスや富士山というフィールドを生かし、海洋のみならず地球環境を学び、生態系サービスを持続的に受けられるための研究・教育を推進して参ります。そのために、望星丸、小型舟艇、水族館、水産飼育実験施設、マリンスポーツ実習施設等の施設・設備を引き続き活用していきます。

東海大学短期大学部
学長 山本康治

本学は、食物栄養学科、児童教育学科の2学科で構成される短期大学です。これまで、50余年にわたる歴史の中で、栄養士、栄養教諭、幼稚園教諭、保育士、小学校教諭の養成に尽力してきました。昨今、高等教育の質保証が求められていますが、当該分野においても、専門職としての質保証が求められています。本学では、学習成果の可視化を進めることで、質保証を進めて参りましたが、令和2年度も引き続き、同様に教育改善を進めていこうと考えています。なお、当年度を最後に、本学は閉学し、東海大学に当該教育・研究機能を移管する予定です。改めて、社会に求められる専門職人材の育成を目指す所存です。ご指導、ご理解を頂ければ幸甚です。

常葉大学 学長 江藤秀一(写真左)
常葉大学短期大学部 学長 木宮健二(写真右)

本学は10学部19学科、大学院4研究科6専攻、短期大学部3学科2専攻科からなり、8,000人余りの学生を擁する静岡県内最大の私立総合大学です。本学では、建学の精神である「より高きをめざして~Learning for Life~」の下、「知徳兼備」、「未来志向」、「地域貢献」の3つの教育理念を掲げ、専門知識の習得はもちろん、豊かな人間性を育み、地域の担い手となる有為な人材育成に努めております。大学のモットーは「主役は学生」。学生が主体的に地域貢献活動に取り組めるよう、財政面の援助と必要に応じて教職員の助言を与える「とこは未来塾~ TU can Project 」を展開し、教職員一丸となって学生の地域貢献活動を支援しています。

日本大学国際関係学部・同短期大学部
学部長 渡邉武一郎

日本大学国際関係学部は、1979年にグローバリゼーションの本格的な到来を見通し、日本で最初の国際関係学部として創設されました。国際関係学部では、日本大学の教育理念「自主創造」のもと、広く知識を世界に求める人材の育成を目的としています。
本学部の目指す教育は、自らの価値を高め世界で活躍できるように、学生一人ひとりの、知りたいという好奇心、学びたいという探究心に応えます。そこで得た問題解決能力及びコミュニケーション能力は、複雑化する国際社会において、文化の違いや利害関係を乗り越え、様々な人や組織の協働を促します。世界の多様な民族、言語、宗教、文化、社会、環境などをグローバルな視点で学びたい人を広く求めます。

沼津工業高等専門学校
校長 中村聡

 

これまで地域に密着した学校を目指して、産官学金の交流会や議員連盟、学内のインキュベータ施設の整備などを行ってきた。令和二年度には、これらのパイプを使って地元企業との共同研究やインターンシップなどを増やすことで、地域との交流をさらに進めたい。そして卒業生や専攻科修了生の何割かが地元に残って、地域の発展に尽力してくれることを期待する。
沼津高専は工科系の学校なので、足りない分野・領域を互いに補完できる文系の学科などを有する機関と、共同研究などの交流を進めることで、これまで対応が難しかった課題にも積極的に取り組んで行きたい。
これらを通じて、これまで以上に地域から必要とされる高等教育機関を目指したい。

浜松医科大学
学長 今野弘之

今後、本学のさらなる発展と進化のために、世界の中の日本と、日本の中の本学が果たすべき役割を強く意識し、社会の変動を地球レベルで捉えつつ、教育、研究活動等におけるまったく新しい特長を生み出し続けるべく抜本的な改革に取組んでいきたい。
教育においては、記憶力から論理的思考力、読解力、創造性を重視した入試を導入し、幅広い教養を身に付けたアクティブ・ラーナーの育成に努めます。
静岡大学と共同教育課程である光医工学専攻(博士後期課程)の設置や文部科学省地域科学技術実証拠点整備事業「はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点」などにおいてともに活動し、高度人材の育成や産学官連携等で積極的に協力していきたい。

浜松学院大学・同短期大学部
学長 石田勝義

地域社会と本学が連携して、地域社会の課題に積極的に取り組んでいくために「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」の構成校として、積極的にかかわりを持っていきたいと考えています。
構成校の他大学と教育活動上の情報交換はもとより、地域社会が大学に求めている情報を収集して、期待に応えられるように構成校と連携して今まで以上に教育活動の充実を図りたいと考えています。
新型コロナウイルスの感染拡大により、想定以上の社会状況が発生して、いつまで続くのかさえ分からない中で多くの国民が不安を抱えています。地域の大学として地域貢献という視点で「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」の役割は大きいと考えます。

光産業創成大学院大学
学長 瀧口義浩

令和の新しい時代になり、今後増々必要となる人材は、日本の社会と経済と科学をけん引する「判断のできる」若者です。若者とは年齢の話ではなく、精神の問題です。「判断をする」には、多くの知識と同時に、現在と未来を同時にかつ総合的に物事を俯瞰でき、その中から本質を選び取る力を持つことです。本学は、この「判断ができる」人材を育成し、さらに光技術をもって産業創成につなげることを目的としています。世界に向けて新たな産業を発信し発展させ、開学100年を迎える85年後には本学で学んだ起業家たちが、新たな1兆円産業を作りあげることが長期の目標です。この4月からは地域の産学官金との連携で、医療器開発も展開します。

放送大学静岡学習センター
所長 藤井史朗

本年度の放送大学静岡学習センターでは、浜松サテライトを軸に、愛知県との県境部での広報活動・講演会に取り組むこと、県央部での静岡市をはじめ諸機関との協力の下で、公開講演会を実施することなどを目指しています。放送大学ならではのあらゆる年齢層の方々が、経験を活かして深く学習し、その成果が発揮されるよう支援したいと思っています。