障害学生支援

平成30年度 障害学生支援

高等教育機関における、障害のある学生の教育や学習支援について、各大学等の認識の共有化を図るため、情報交換を行うとともに研修会を開催します。

平成30年度静岡県障害学生支援関係者会・障害学生支援講演会報告

平成30年9月18日(火)、静岡大学静岡キャンパスにて「平成30年度静岡県障害学生支援関係者会・障害学生支援講演会」を開催しました。

ー第一部:関係者会ー
県内各大学で障害学生支援を担当する教職員約30名が出席しました。
各大学における障害学生支援の現状について情報交換を行い、障害者差別解消法に関する対応要領や障害学生支援に関する基本方針・規定の策定、専門部署や委員会の設置などの体制整備が思うように進まない中、既存の部署や委員会との連携を深めて障害学生に対応している大学が多い状況であることを確認しました。また、障害学生支援や合理的配慮の考え方、障害の特性、合理的配慮の決定手順などに関するSD/FD研修の持ち方については、研修効果を高めるために、学部単位でのFD研修を行うことや、新任の教職員に確実に研修を行っていくことが重要だとの意見が出されました。

助言者である京都大学の舩越先生からは、文部科学省「社会で活躍する障害学生支援プラットフォーム形成事業」に選定された、京都大学を中心とする「高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)」について説明がありました。この事業は、体制整備に関する相談、研修支援(企画・講師紹介)、地域ネットワーク内での支援事例や支援機器・人材等の共有等による、高等教育機関の障害学生支援の充実を趣旨としているので、困っていることがあれば遠慮なく相談してほしいと助言をいただきました。

ー第二部:講演会「発達障害のある学生の理解と支援~医学的見地から~」ー
浜松医科大学精神医学講座の桑原斉先生をお招きし、と題した講演会を開催しました。静岡大学SD/FD研修会と共催で行われ、約100名が出席しました。
いわゆる発達障害(医学的には「神経発達症群」)のうち、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、限局性学習症(LD)の3つについて、日米の登録学生数の違いから見る配慮の提供の現状、診断基準、合理的配慮のあり方などについて、精神科医の立場からお話していただきました。専門的な内容をわかりやすく説明して下さいました。

また、平成30年9月25日(火)、静岡大学浜松キャンパスに桑原先生をお招きして同様の講演会を開催しました。県内西部地区の各大学で障害学生支援を担当する教職員や静岡大学の教職員が約50名参加し、発達障害のある学生の支援について理解を深めました。